薬剤の臨床
分娩誘発において頸管熟化処置を必要とする妊娠末期(妊娠37週以上41週未満)の妊婦を対象としたジノプロストン腟内留置用製剤(PROPESS🄬)の第III相試験成績
伊東 宏晃
1
,
望月 純子
,
横田 英巳
,
永松 健
,
板倉 敦夫
,
分玉 泰彰
,
Falahati Ali
,
富坂 美織
,
北村 幹弥
1浜松医科大学 産婦人科
キーワード:
Dinoprostone
,
悪心
,
胎児疾患
,
帝王切開術
,
腟内投与
,
妊娠後期
,
発熱
,
頻拍
,
自然分娩
,
分娩誘発法
,
第III相試験
,
多施設共同研究
,
治療成績
,
子宮頸管熟化
,
分娩所要時間
Keyword:
Cervical Ripening
,
Dinoprostone
,
Multicenter Studies as Topic
,
Labor, Induced
,
Nausea
,
Natural Childbirth
,
Fetal Diseases
,
Fever
,
Cesarean Section
,
Clinical Trials, Phase III as Topic
,
Treatment Outcome
,
Pregnancy Trimester, Third
,
Tachycardia
,
Administration, Intravaginal
pp.505-514
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021193121
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分娩誘発において頸管熟化処置を必要とする妊娠末期(妊娠37週以上41週未満)の妊婦を対象としたジノプロストン腟内留置用製剤(PROPESS)の第III相試験を実施し、有効性と安全性を評価した。本薬による頸管熟化の成功率は57.4%であり新規の副作用は認められず、頸管熟化に対しての有効性と安全性を示した。ジノプロストン腟内留置用製剤は頸管熟化を必要とする分娩誘発を行う妊婦に対しての治療の選択肢として有効であることが期待できる。
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