特集 産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
分娩誘発・頸管熟化方法
新垣 達也
1
,
関沢 明彦
1昭和大学 医学部産婦人科学講座
キーワード:
Dinoprostone
,
腟内投与
,
分娩誘発法
,
診療ガイドライン
,
子宮頸管熟化
Keyword:
Cervical Ripening
,
Dinoprostone
,
Labor, Induced
,
Practice Guidelines as Topic
,
Administration, Intravaginal
pp.699-701
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022248364
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ジノプロストン腟内留置用製剤(プロウペス腟用剤10mg)は子宮頸管の熟化を促進する子宮頸管熟化剤である。ほかの子宮収縮薬や器械的頸管熟化処置との同時使用は行わず、薬剤使用中は過強陣痛(子宮頻収縮)や胎児心拍数異常に注意して、分娩監視装置による連続モニタリングを行う。既存の器械的熟化処置とジノプロストン腟内留置用製剤との優劣は明らかでない。頸管熟化法の選択は、各々の方法の特性を踏まえて、状況や施設に応じてなされるべきである。
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