特集 QOLを考える
関節リウマチとQOL
田中 榮一
1
1東京女子医科大学病院 膠原病リウマチ痛風センター膠原病リウマチ内科
キーワード:
Methotrexate
,
関節リウマチ
,
生活の質
,
生物学的製剤
,
SF-36
Keyword:
Biological Products
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Methotrexate
,
Quality of Life
pp.343-349
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021146838
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関節リウマチは多発性関節炎を主徴とする進行性炎症性疾患である。炎症性滑膜炎が持続すると、軟骨・骨破壊へと進行し、次第に関節の変形や破壊をきたし、日常生活動作の低下をきたす。女性に多く、30~50歳代での発症が最も多い。近年、メトトレキサートのような免疫抑制薬や生物学的製剤の登場に伴い著しく治療は進歩しており、疾患活動性の抑制のみでなく、長期にわたるQOL維持が重要であると認識されるようになっている。
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