特集 画像!-エキスパート直伝 産婦人科画像診断-
(第2章)生殖内分泌 子宮筋腫
小松 篤史
1
1日本大学 医学部産婦人科学系産婦人科学分野
キーワード:
MRI
,
子宮筋腫
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
妊娠合併症-腫瘍性
,
子宮腺筋症
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Leiomyoma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Pregnancy Complications, Neoplastic
,
Adenomyosis
pp.216-223
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021180191
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<Point!>・子宮筋腫は婦人科腫瘍の中で最も頻度の高い腫瘍であり、30歳代女性の約3割、40歳以上の約4割にみられる、日頃の臨床で遭遇することの多い良性疾患である。・ファーストタッチは経腟超音波検査であるが、巨大である場合は経腹超音波検査でないと全体像を把握することが出来ない場合もある。・手術を考慮する場合や、ある程度の大きさ以上になり超音波検査での評価が困難な場合には、MRI検査を行う。・妊娠を主訴に偶然子宮筋腫が指摘される場合があり、妊娠による子宮筋腫の変化に関して理解する必要がある。・閉経後女性において子宮腫瘤が増大する場合には子宮肉腫など悪性の可能性を考慮する必要がある。
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