特集 妊娠糖尿病の理解を深めよう
妊娠糖尿病に対するベタメタゾン投与時の管理
伊藤 新
1
,
税所 芳史
,
宮越 敬
1慶應義塾大学 医学部腎臓内分泌代謝内科
キーワード:
Betamethasone
,
Insulin
,
血糖
,
投薬計画
,
妊娠糖尿病
,
早産-切迫
Keyword:
Blood Glucose
,
Betamethasone
,
Drug Administration Schedule
,
Insulin
,
Diabetes, Gestational
pp.525-528
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020274448
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切迫早産母体に対して胎児肺成熟や頭蓋内出血予防目的にベタメタゾンの投与が行われるが、ベタメタゾンの投与により母体の高血糖をきたし周産期合併症をきたすことが懸念されるため、血糖管理に留意することが重要である。ガイドラインで推奨されているベタメタゾン2回投与法の際の、妊娠糖尿病(GDM)妊婦における血糖推移とインスリン必要量の経時的増減について当院や海外での報告が相次いでいる。本稿ではGDMにおけるベタメタゾン使用時の注意について述べる。
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