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増刊号特集 最近のトピックス2022 Clinical Dermatology 2022
5.皮膚科医のための臨床トピックス
性感染症診断・治療ガイドライン2020年度版
Sexually Transmitted Infections Diagnosis and Treatment Guidelines 2020
石地 尚興
1
Takaoki ISHIJI
1
1すぎのこ皮ふ科クリニック
1Suginoko Dermatology Clinic, Kawasaki, Japan
キーワード:
梅毒
,
梅毒トレポネーマ
,
Treponema pallidum
,
性感染症
,
性器ヘルペス
Keyword:
梅毒
,
梅毒トレポネーマ
,
Treponema pallidum
,
性感染症
,
性器ヘルペス
pp.186-188
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206688
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summary
性感染症診断・治療ガイドラインが近年のデータを基に2020年版として改訂された.梅毒は近年急速な増加傾向がみられており,注意が必要である.ガイドラインでは新しい疾患概念を紹介するのとともに,エビデンスに基づいたペニシリン内服療法が推奨されている.ただし,ガイドライン改訂後に筋注製剤も承認されたためどのように使い分けるかが問題となる.性器ヘルペスについては初発,再発,重症度,再発の頻度に応じた治療法が紹介されている.抗ウイルス薬の内服療法ではepisodic therapyの適用がある薬剤,抑制療法の適用がある薬剤が異なっているため注意が必要である.
![](/cover/first?img=mf.1412206688.png)
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