特集 小児における抗菌薬適正使用―最新の考え方からのアプローチ
◉小児におけるPK-PD理論とTDM―臨床で役立つ投与設計の理論と実践
③抗MRSA薬
尾上 知佳
1
,
辻 泰弘
2
1富山大学大学院 医学薬学研究部(薬学) 医療薬学研究室
2日本大学薬学部 薬剤師教育センター 教授
キーワード:
抗MRSA薬
,
小児
,
PK-PD
,
治療薬物モニタリング(TDM)
Keyword:
抗MRSA薬
,
小児
,
PK-PD
,
治療薬物モニタリング(TDM)
pp.100-105
発行日 2019年6月10日
Published Date 2019/6/10
DOI https://doi.org/10.34426/kk.0000000035
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
Summary
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は院内感染の主たる起因菌である。国内において上市されている抗MRSA薬6剤のうち,小児感染症への適応が承認されているのは,アルベカシン,バンコマイシン,テイコプラニンおよびリネゾリドの4剤である。小児における薬物動態の基本的な考え方を述べた後,各抗MRSA薬の投与設計について各論を概説する。
Copyright © 2019, Van Medical co., Ltd. All rights reserved.