飛沫・エアロゾル・空気 空気を介した感染の予防
■エアロゾル感染❷エアロゾル感染を踏まえた換気設計
林 基哉
1,2
1宮城学院女子大学 名誉教授
2北海道大学大学院工学研究院 客員教授
pp.116-123
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000624
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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の当初,感染経路は主に接触感染と飛沫感染とされた。しかし,クラスター対策班の調査に基づいて換気対策が必要とされた。国立感染症研究所はエアロゾル感染(ウイルスを含むエアロゾルの吸入による感染)を定義し,新型コロナウイルス感染症対策分科会は,室内気流によってエアロゾルが移動することによる風下感染と換気不足によってエアロゾルが空間内に拡散充満することによる空間拡散感染の2つのリスクに基づく対策を示した。しかし,その後も医療福祉施設ではクラスターが発生し続けた。一連の調査結果に基づいて,医療福祉施設の空調換気設計の見直しが急務となった。

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