Special feature スマートな実践のための汚物処理ソリューション
■Solution 2 尿器・便器処理『マセレーター』
❷マセレーターの導入
-―使用の実際とメリット・デメリット
飯塚 智彦
1
1順天堂大学医学部附属練馬病院 感染対策室 師長 感染管理認定看護師
pp.64-70
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000290
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現在も世界中で,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックとの戦いが続いている。スペイン風邪によるパンデミックから約100年後の現在であっても,未知の感染症との対峙はすべての医療従事者に様々なストレスや感染症に対する不安や恐怖を与えている。順天堂大学医学部附属練馬病院(当院)においても帰国者・接触者外来の開設,COVID-19陽性患者専用病棟を立ち上げCOVID-19のパンデミックに対応している。看護師の精神的なサポートを強化すると同時に,新型コロナウイルス感染対策についての知識の提供や技術の習得のため教育の強化を行っていくことが不安解消の一助になる。しかし,新型コロナウイルス対応の中で口腔ケアや排泄介助などは,患者との接触時間や接触面積が大きく,またウイルスの曝露リスクが高くなる介助であり,現場の看護師が最も神経を使う場面の一つでもある。
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