Special feature 国内・海外のガイドラインから読み解く 手術部位感染(SSI)対策の正解
■Operation 手術種類別にみたSSI対策の実際
❶消化器外科手術
内野 基
1
,
池内 浩基
2
,
竹末 芳生
3
1兵庫医科大学 炎症性腸疾患学講座 外科部門 准教授
2兵庫医科大学 炎症性腸疾患学講座 外科部門 主任教授
3兵庫医科大学病院 感染制御部 主任教授
pp.318-323
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000081
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はじめに
SSI(Surgical Site Infection:手術部位感染)はいかなる疾患,手術でも起こりうる合併症である。清潔手術である整形外科や血管外科手術とは異なり,消化器外科手術では腸管を扱うために汚染度を示す創分類は必然的にクラス2(準清潔手術)以上となり,SSIの発生率は高くなる。ここでは消化器外科に限定し,日本外科感染症学会(JSSI:Japan Society for Surgical Infection)ガイドライン1)を踏まえたSSI予防対策について解説する。
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