特集 多剤耐性グラム陰性菌対策を見直す-『薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン』に向けて
患者別の実践手引き グラム陰性菌感染症のマネジメント 病態・治療・予防まで 血液疾患患者
小倉 翔
1
,
荒岡 秀樹
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院 臨床感染症科
キーワード:
アシネトバクター感染症
,
Beta-Lactamases
,
腸内細菌科感染症
,
Pseudomonas aeruginosa
,
シュードモナス感染症
,
血液疾患
,
抗細菌剤
,
グラム陰性細菌感染症
,
医薬品適正使用
,
細菌多剤耐性
,
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌
Keyword:
Carbapenem-Resistant Enterobacteriaceae
,
Acinetobacter Infections
,
Anti-Bacterial Agents
,
beta-Lactamases
,
Enterobacteriaceae Infections
,
Hematologic Diseases
,
Pseudomonas aeruginosa
,
Pseudomonas Infections
,
Gram-Negative Bacterial Infections
,
Drug Resistance, Multiple, Bacterial
pp.122-127
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2018256912
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血液疾患患者における多剤耐性グラム陰性菌による感染症のマネジメントでは、広域抗菌薬の過剰使用や長期使用に陥りやすいが、耐性菌の分布や割合は地域や施設間で大きな差があるため、それぞれの地域や施設における耐性菌の疫学を把握し、最適な治療戦略を構築することが重要である。また、多剤耐性菌の予防に関しても、手指衛生や個人防護具使用の遵守に加えて、多職種の連携による抗菌薬の適正使用が重要な役割を果たす。
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