特集 多剤耐性グラム陰性菌対策を見直す-『薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン』に向けて
患者別の実践手引き グラム陰性菌感染症のマネジメント 病態・治療・予防まで 術後患者
古賀 睦人
1
,
清水 潤三
,
長谷川 順一
1労働者健康安全機構大阪労災病院 外科
キーワード:
グラム陰性細菌感染症
,
感染予防管理
,
周術期管理
,
術後感染症
Keyword:
Gram-Negative Bacterial Infections
,
Infection Control
,
Perioperative Care
pp.117-121
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2018256911
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術後感染症は手術部位感染症と遠隔部位感染症に分けられる。術後感染症のコントロールが手術成績に直結しており、各種ガイドラインに基づく徹底した周術期感染症管理による予防が重要となる。術後感染症が起こり、抗菌薬治療により経過が長くなると耐性菌の出現頻度が増加する。多剤耐性緑膿菌、多剤耐性アシネトバクターやカルベペネム耐性腸内細菌科細菌が検出された場合には、厳重な感染防止対策に病院全体で取り組むことでアウトブレイクを避けることが重要となる。
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