特集 正しい選び方・使い方を導く 成人肺炎の抗菌薬治療 最新ナビゲート
成人肺炎における検査・診断の進め方 抗菌薬の要否判断から選択・変更までのプロセス
石田 直
1
1大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院 呼吸器内科
キーワード:
喀痰
,
胸部X線診断
,
血液化学分析
,
抗細菌剤
,
細菌学的技法
,
鑑別診断
,
重症度指標
,
肺炎-細菌性
,
肺炎-異型
Keyword:
Blood Chemical Analysis
,
Anti-Bacterial Agents
,
Bacteriological Techniques
,
Diagnosis, Differential
,
Severity of Illness Index
,
Radiography, Thoracic
,
Sputum
,
Pneumonia, Bacterial
pp.182-187
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2017360713
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肺炎の診断は、臨床所見、画像所見、血液生化学的検査、微生物学的検査を総合して行うこととなる。一般抗菌薬が無効の感染症や非感染性疾患を鑑別することを要する。微生物学的検査は、症例に応じて適切な検査を適宜施行するが、喀痰検査では、定着菌の可能性も考慮して結果を検討することが重要である。抗菌薬を投与するうえでは、敗血症の有無、重症度、市中肺炎では細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別を行ってエンピリック治療を行う。臨床的な効果判定により抗菌薬変更も考慮する。
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