【連載】映画と、生きるということ(2)
わき上がる感情をすべて受け止める衝撃のラストシーンまで
岩田 健太郎
1,2
1神戸大学大学院医学研究科 教授
2神戸大学医学部附属病院感染症内科 診療科長
pp.66-67
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001286
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ストーリー
ベルリン・フィルハーモニーの女性初の首席指揮者になった〈リディア・ター〉。さっぱりとしたシンプルな服装ながら洗練された雰囲気を醸し出すターは、マーラーの交響曲第5番の録音に専念すると同時に自伝を執筆、ジュリアード音楽院でも知性に富んだ授業を披露していた。授業では学生がバッハを「ヘテロセクシャルな白人男性である」と批判するも、ターはそのような見解を全否定。「アーティストよりもアートが大事である」と主張し、学生の面目は丸つぶれになる。
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