このメッセージをどう受け止めるか

　「書かなくちゃ」と思いながら，白紙の原稿用紙の前で，幾日過ぎてしまっただろうか。「なぜ，これほどまでに書き出せないのか」と自分に問いかけた。田中さんと私の看護への姿勢は，非常に似ていると思っている。しかし，もしそういえば，田中さんから「否」と切り捨てられそうな恐れが自分のなかにある。そういう自分の不甲斐なさに，私は憤っていた。

　田中さんのメッセージは，精神科の看護者，看護管理者に，厳しく変革を迫るものである。読者は，このメッセージをどのように読み，どのような気持ちになったであろうか。