特集 一般検査におけるギムザ染色標本の細胞鑑別ポイント
3.各種細胞の見え方 1)髄液
高橋 司
1
1千葉県がんセンター 臨床病理部
pp.1070-1075
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt53111070
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髄液検査は,中枢神経系感染症では病原菌の検索に,腫瘍性疾患では原発性脳腫瘍や転移性腫瘍の検出や治療効果の判定などに有用である.採取された髄液は量,細胞数ともに少ないことが多く,細胞剥離の少ない乾燥固定のMay-Grünwald Giemsa(メイ・グリュンワルド・ギムザ)染色(MG染色)を第一選択として標本を作製し,詳細な観察を行うことが重要である.

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