特集 きちんとできますか?脳波検査
【COLUMN】効果的な新人教育の方法,脳死にかかわるスタッフの教育方法
高橋 広大
1
1岩手医科大学附属病院 中央臨床検査部
pp.58-58
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt53010058
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脳波検査は患者の覚醒状態や睡眠状態,てんかんや意識障害などの脳機能異常の有無などをリアルタイムで非侵襲的に繰り返し確認でき,多施設で日常的に実施されています.検査に際しては,大脳の解剖・局在,測定の原理から電極装着,賦活法の意義,さらに判読技術まで,幅広い知識と技術が求められます.一方,当院にもあてはまることですが,多くの施設では他業務との兼務を求められ,施設によっては十分な教育が実施されていないことや,教育を受けられていないことも想定されます.また,脳死下臓器提供での脳死判定の脳波記録に携わる機会が全国的に増加しており,現場の皆さんは「いつか行うかもしれない,でもどうしたらよいのか」といった不安を抱えていると思います.以下に,当院でのスタッフ教育についてご紹介します.
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