特集 今こそ新人看護師支援を 移行期に教育機関ができること
column 新人看護師の経験と思い②
大塚 直子
1
1東京慈恵会医科大学附属病院
pp.691
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202008
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コロナ禍により学生時代経験した困難は、学内での実習となり病院実習の経験が受けられなかったことであった。大学3年の実習は病院での実習であったが、4年は学内での実習であった。私は就職してからクリティカル領域で働きたいと思っていたため、学生最後の実習ではクリティカル領域で実習することを希望していた。しかし学内での実習となってしまったため、実際の現場を見ることができずクリティカル領域での看護師の仕事がまったくイメージできなかった。また、急性期の患者・家族の様子や看護師の患者への対応なども実際に見ることができず、患者とのかかわりの機会が少なかったと思う。
実習だけでなく、授業が対面ではなかったため看護技術についても練習する機会が少なかったと思う。
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