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10.日本職業リハビリテーション学会
眞保 智子
1
1法政大学現代福祉学部福祉コミュニティ学科
キーワード:
職業リハビリテーション
,
障害特性
,
アセスメント
Keyword:
職業リハビリテーション
,
障害特性
,
アセスメント
pp.315-318
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr035030315
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職業リハビリテーションを科学する
国際労働機関(International Labour Organization;ILO)の条約で職業リハビリテーションはどのように定義されているでしょうか.ILOが1983年に採択し,1992年に日本も批准している第159号条約「障害者の職業リハビリテーション及び雇用に関する条約」の第一条2では,職業リハビリテーションの目的について「障害者が適当な職業に就き,これを継続し及びその職業において向上することを可能にし,それにより障害者の社会における統合又は再統合の促進を図ることにある」としています.
職業リハビリテーションは,障害があることにより職業に就くことが困難であったり,職業生活を継続していくことが難しくなったりしている状態を改善し,職業に就くことを通じた社会参加を促進していくこと,経済的自立や自己実現の機会を作り出していく営みです.
具体的には,障害の特性,職業的な能力と可能性について明確に把握しようとする職業評価,職業を通じた復権のための方法や就職可能性についての助言,潜在している力を引き出していく職業訓練,職業紹介,福祉サービス等の支援のもとでの仕事を提供する仕組み,安定的な職業生活を継続するための支援やその仕組みです.日本職業リハビリテーション学会は,前述した職業リハビリテーションの実践と職業リハビリテーションにかかわる法令・制度・倫理を社会福祉学・医学・保健学・心理学・法律学・経済学・経営学等により多面的・多角的に研究する学際的な学会です.

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