神経・筋疾患治療の最前線
4.多発性硬化症/視神経脊髄炎スペクトラム障害/抗MOG抗体関連疾患
吉田 昇悟
1
1慶應義塾大学医学部脳神経内科
キーワード:
多発性硬化症
,
視神経脊髄炎スペクトラム障害
,
抗MOG抗体関連疾患
,
中枢神経系脱髄疾患
Keyword:
多発性硬化症
,
視神経脊髄炎スペクトラム障害
,
抗MOG抗体関連疾患
,
中枢神経系脱髄疾患
pp.294-299
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr035030294
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はじめに
多発性硬化症は中枢神経系の炎症性脱髄疾患であり,単に脱髄のみならず神経軸索等にも障害をきたすことが知られている.その病因病態は完全には明らかにされていないが,近年さまざまな疾患修飾薬が開発され,予後は年々改善している.視神経脊髄炎スペクトラム障害は再発性の視神経炎・脊髄炎・最後野症候群等を特徴とする自己免疫疾患である.抗アクアポリン4抗体が病因であることが確定しており,多発性硬化症との鑑別が重要である.また近年では新たに抗MOG抗体関連疾患という疾患概念も提唱されている.本稿ではこれらの中枢神経系脱髄疾患についての最新トピックを中心に解説する

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