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臨床経験
急性期病院における重症心身障害児のリハビリテーション:訓練介入初期の問題点について:症例報告
The rehabilitation approach for severe handicapped baby in an acute phase hospital. About the problems of early phase in the beginning of rehabilitation therapy. A case reports.
岡田 真明
1
Masaaki Okada
1
1赤羽病院リハビリテーション科
キーワード:
重症心身障害児
,
急性期病院
,
リハビリテーション
Keyword:
重症心身障害児
,
急性期病院
,
リハビリテーション
pp.1228-1231
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr033121228
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はじめに
周産期医療の進歩に伴い,以前なら救命できなかった,重度に心身に障害を有する新生児が存命するケースが増えている.
一方で,生まれてきた児を受け入れる場所である急性期病院の側には,重度障害児に慣れる機会も相談相手もなく,さまざまな課題を抱えているのが実情である.これは,限られた在院日数による早期退院の圧力と救急医療の負担に加え,急性期医療を受け一応生命の危機を脱した重症心身障害児(以下,重心児)達の「退院後」をイメージし医療チームを導くリーダーがいないことによると考えられる.以下に,症例を提示し,経過を踏まえ考察を行う.
※本論文作成にあたり,症例のご両親に許可を得ている.また,病院の倫理委員会の認可を得た.
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