重症心身障害児者・医療的ケア児者の食と栄養ケア実践ガイド
【Part.4 栄養素欠乏と合併症およびその対応】微量栄養素欠乏と対応
-亜鉛・銅・セレン・カルニチン
徳光 亜矢
1
Aya Tokumitsu
1
1北海道療育園
pp.496-500
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn147040496
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KeyPoint
・亜鉛は体内で多くの役割を担っているが,重症児者では欠乏しやすいうえに欠乏症状がわかりにくく,注意が必要である.
・銅は亜鉛の補充時や,銅の配合量が少ない製品での経腸栄養施行時には欠乏を意識し,不可逆的な神経症状が出現しないうちに対応を行う.
・カルニチンは配合されていない製品での経腸栄養施行時や特定の抗てんかん薬内服時の欠乏に注意する.

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