重症心身障害児者・医療的ケア児者の食と栄養ケア実践ガイド
【Part.2 重症心身障害児者の栄養管理にかかわるアセスメント】摂食嚥下機能の評価と食形態
淺野 一恵
1
Kazue Asano
1
1社会福祉法人小羊学園 つばさ静岡
pp.422-427
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn147040422
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KeyPoint
・重症児の食べる力を評価するには,口腔嚥下機能,防御機能(咳嗽力,栄養状態,呼吸機能),食環境(食形態,姿勢,食具,介助方法)の適合性などを総合的に評価する必要がある.
・適切な食形態を用いて経口摂取を継続することは,摂食嚥下機能の発達や強化につながり,反対に不適切な食形態は機能に悪影響を及ぼす.
・「発達期摂食嚥下障害児(者)のための嚥下調整食分類2018」は,不足する機能を補完し,かつ摂食嚥下機能発達を促進することを目的として策定された発達期を対象としたものである.

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