連載 栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識⑪
食物繊維素材の特徴と活用法
吉岡 新
1
,
菊地 範昭
1
Shin Yoshioka
1
,
Noriaki Kikuchi
1
1公益財団法人 日本健康・栄養食品協会 機能性食品部
キーワード:
食物繊維
,
保健機能食品
,
特定保健用食品
,
機能性表示食品
Keyword:
食物繊維
,
保健機能食品
,
特定保健用食品
,
機能性表示食品
pp.788-795
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn145060788
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はじめに
1969年に腸内フローラと健康についての仮説を東京大学の光岡知足博士が提唱してから半世紀以上が経過し1),今日までに大腸癌2),糖尿病3),パーキンソン病4),うつ病5)などの疾患と腸内フローラや食物繊維との関係が次々と明らかにされてきた.近年では腸活ブームの影響もあり,腸内フローラを整える機能をもつプレバイオティクスの食物繊維や難消化性オリゴ糖が再注目されている.
本稿では,保健機能食品のなかの特定保健用食品と機能性表示食品を題材に,各食物繊維素材の機能について調査検討を行う(以下の特定保健用食品許可数,機能性表示食品の届出数や企業数等は,別途記載のあるものを除き,すべて2024年7月末現在のものである).
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