スポット
市民主体型フレイルチェックの実践と要支援・要介護新規認定の予測
佐藤 麻美
1
,
澁谷 奈菜子
1
,
夛田 明子
1
,
貞清 香織
1
,
田中 友規
2
Asami Sato
1
,
Nanako Shibuya
1
,
Akiko Tada
1
,
Kaori Sadakiyo
1
,
Tomoki Tanaka
2
1神奈川県平塚市役所 保険年金課
2東京大学 高齢社会総合研究機構
pp.610-612
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn144050610
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はじめに
平塚市は東京から電車で1時間の距離で,神奈川県の南部に位置し,相模湾に面した人口約26万人,高齢化率29.2%(2023年1月1日現在)の町である.
平塚市も例に漏れず,高齢市民の健康寿命の延伸が喫緊の課題であり,介護予防教室や栄養改善教室等の介護予防事業を実施している.しかしながら,行政として求められる根拠に基づく実践においては,これらの介護予防効果や要介護認定率の抑制,介護費・医療費等の削減等,効果検証に大きな課題を感じていた.
本稿では,東京大学 高齢社会総合研究機構が監修する「市民主体型フレイルチェック」の実践と有用性を,行政保健師の視点から紹介する.
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