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特集 免疫疾患とウイルス感染 virome時代の再評価
慢性活動性EBウイルス病の病態とその最新知見
Pathogenesis of chronic active Epstein-Barr virus disease
――Recent insights and advances
上村 悠
1
,
新井 文子
1
Yu UEMURA
1
,
Ayako ARAI
1
1聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科学
キーワード:
慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)
,
T/NK細胞リンパ増殖症
,
サイトカイン
,
免疫異常
Keyword:
慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)
,
T/NK細胞リンパ増殖症
,
サイトカイン
,
免疫異常
pp.1147-1152
発行日 2026年9月26日
Published Date 2026/9/26
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298131147
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慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)は,エプスタイン・バール・ウイルス(EBV)に感染したT細胞またはNK細胞がクローン性に増殖するまれな疾患である.WHO分類第5版では,EBV陽性T/NK細胞リンパ増殖症の一病型として位置づけられており,高悪性度リンパ腫へ進展することもある.一方で,発熱や肝障害などの炎症症状を主徴とし,血球貪食性リンパ組織球症(HLH)を合併して致命的な経過をたどることも少なくない.近年,EBV感染細胞の起源,EBVゲノム異常,体細胞遺伝子異常,免疫異常および炎症病態に関する知見が蓄積され,CAEBVの病態理解は大きく進展している.また,これらの病態解明を背景として,JAK1/2阻害薬(ルキソリチニブ)やPD-1阻害薬など新たな治療戦略の開発も進められている.本稿では,CAEBVの病態形成に関する最新の知見を概説するとともに,病態理解に基づく治療戦略の現状と今後の展望について考察する.

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