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第1土曜特集 免疫セネセンスと自己免疫疾患
高齢発症関節リウマチにおけるCD4陽性細胞傷害性T細胞
CD4+ cytotoxic T cells in late-onset rheumatoid arthritis
秋山 光浩
1
,
嶋貫 佳奈子
1
,
金子 祐子
1
Mitsuhiro AKIYAMA
1
,
Kanako SHIMANUKI
1
,
Yuko KANEKO
1
1慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科
キーワード:
CD4陽性細胞傷害性T細胞(CD4 CTL)
,
高齢発症関節リウマチ(LORA)
,
免疫老化
Keyword:
CD4陽性細胞傷害性T細胞(CD4 CTL)
,
高齢発症関節リウマチ(LORA)
,
免疫老化
pp.957-964
発行日 2026年6月6日
Published Date 2026/6/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297100957
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近年,CD4陽性細胞傷害性T細胞(CD4 CTL)は,加齢,慢性感染,自己免疫疾患,悪性腫瘍など多様な病態において注目を集めている.特にCX3CR1,GZMB,PRF1を発現するCD4 CTLは,高齢者やCMV(サイトメガロウイルス)感染者において生理的に増加する一方で,筆者らは,高齢発症関節リウマチ(LORA)の病態形成に関与していることを報告した.これまでの研究では,“加齢に伴い生理的に増加するCD4 CTL” と “自己免疫疾患で病的に拡大するCD4 CTL” が同一の細胞集団なのか,それとも質的に異なる存在なのかは明確ではなかった.この問いに対し,2025年に『Nature』誌に掲載されたGongらの大規模ヒト免疫老化研究は,免疫老化の主戦場が分化初期のT細胞にあることを示すとともに,CD4 CTLを “免疫老化の結果として蓄積する集団” として再定義した.一方で,LORAにおけるCD4 CTLの解析は,これらの細胞が炎症を駆動する “病的CD4 CTL” へと変容しうることを示唆している.本稿では,これら2つの論文を軸に,良性(aging-associated)CD4 CTLと病的(autoimmune-associated)CD4 CTLを峻別する新たな視点を提示する.

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