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連載 医師の働き方改革――取り組みの現状と課題・Vol.15
労働時間数の把握と時間外労働規制区分の管理体制
Doctors’ work style reform:Tracking working hours and managing overtime regulation classifications
眞庭 謙昌
1
Yoshimasa MANIWA
1
1神戸大学医学部附属病院国際がん医療研究センター
キーワード:
医師
,
就労時間
,
時間外労働
,
区分管理
,
勤務データ統合
,
勤務間インターバル
Keyword:
医師
,
就労時間
,
時間外労働
,
区分管理
,
勤務データ統合
,
勤務間インターバル
pp.723-728
発行日 2026年2月14日
Published Date 2026/2/14
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296070723
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SUMMARY
医師の働き方改革は,医療の質と患者安全を損なわずに過重労働を抑制することを目的としている.労働時間の把握には,勤務表や実働データ,電子カルテログなどが用いられ,特に「労働」と「自己研鑽」の区別が課題となっている.労働時間管理では,実働と待機の境界の曖昧さやデータの統合,制度改正の周知などが課題である.時間外労働に関する規制は,一般上限として年360時間だが,診療従事医はA水準として年間960時間まで認められている.2035年度末までにB・連携B水準は段階的に解消され,すべての施設がA水準を目指す必要がある.改革の進展には,目標と現在の働き方を把握することが重要であり,自己診断ツールを活用して時間外労働削減の戦略を練ることが求められる.さらに,データ標準化や透明な評価を通じて,持続可能な医療環境の構築が期待される.

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