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第1土曜特集 急性腹症の診療の質を上げる秘策
急性腹症診療の質を高める教育戦略
-――多層的アプローチと革新的ツールの活用
Educational strategies to enhance the quality of acute abdominal care
――A multi-layered approach with innovative tools
三原 弘
1,2
Hiroshi MIHARA
1,2
1札幌医科大学医療人育成センター教育開発研究部門
2同医学部総合診療医学講座
キーワード:
急性腹症
,
教育ツール
,
認定医制度
,
eラーニング
,
シミュレーション教育
,
AI活用
Keyword:
急性腹症
,
教育ツール
,
認定医制度
,
eラーニング
,
シミュレーション教育
,
AI活用
pp.652-658
発行日 2026年2月7日
Published Date 2026/2/7
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296060652
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急性腹症は緊急性が高く,迅速かつ的確な診断と初期対応が求められる.教育の質は多職種連携による診療の成否に直結し,従来の講義中心から進化した多層的教育アプローチが必要である.日本腹部救急医学会は,認定医・教育医制度を提供しており,医療者教育の各段階で講義,eラーニング,症例教材,シミュレーション,WBA(職場ベース評価;Mini-CEX,CbD,DOPS)を組み合わせた教育機会が提供されつつある.高忠実度シミュレーションに類する動画教材や,生成AIによる診療シナリオ対応・自動フィードバック機能の導入も試みられ,学習者主導・実践重視の教育を支える基盤となりつつある.また,POCUSトレーニングでは,医学部低学年からの機会の提供が試みられ,効果検証も進みつつあるが,多人数に対する訓練の機会創出にはAIやVRの活用が期待されている.教育評価の標準化,全国規模での教材・指導体制の共有を通じて,再現性と実効性のある持続可能な教育モデルの実装が課題となる.

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