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第1土曜特集 急性腹症の診療の質を上げる秘策
入院か帰宅かどう判断する?
-――帰宅させる際のコツ
Admission or discharge?
――Practical tips for safe outpatient management
窪田 忠夫
1
Tadao KUBOTA
1
1沖縄県立中部病院外科
キーワード:
急性虫垂炎
,
結腸憩室炎
,
胆石症/急性胆囊炎
,
左下腹部痛
Keyword:
急性虫垂炎
,
結腸憩室炎
,
胆石症/急性胆囊炎
,
左下腹部痛
pp.646-651
発行日 2026年2月7日
Published Date 2026/2/7
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296060646
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腹痛を診療する際に,患者を入院させるべきか帰宅させるべきかを迷うケースは,救急医療を担当する医師にとっては日常茶飯事でありながら,頭を悩ます懸案事項のひとつと思われる.「さほど重症感がないので帰宅させても大丈夫と思うが,何か見落としていたらどうしよう」という不安がつきまとってしまう.帰宅させた患者が重篤な状態で再び搬送されれば,「あのとき入院させておけばよかった」と後悔するが,不要な入院は患者の負担や医療費の面からも避けたいところである.入院か帰宅かの判断にはさまざまな因子が絡んでくるため,本稿ではこれらについて,医学的な側面からの対処法と社会的な側面からの対処法について解説する.救急の現場で常に間違わずに判断することは容易ではない.ポイントとしては,行った判断が場当たり的ではなく,何らかの根拠をもってなされたかどうか,そして同じような状況に遭遇した際に再現性をもって行われているかどうか,という点にある.

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