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特集 脱毛症――研究と診療の進歩
円形脱毛症の病態に基づくJAK阻害薬による治療の展開
Therapeutic strategy with JAK inhibitors based on the pathogenesis of alopecia areata
福山 雅大
1
Masahiro FUKUYAMA
1
1杏林大学医学部付属病院皮膚科
キーワード:
円形脱毛症
,
JAK阻害薬
,
バリシチニブ
,
リトレシチニブ
Keyword:
円形脱毛症
,
JAK阻害薬
,
バリシチニブ
,
リトレシチニブ
pp.1165-1168
発行日 2025年12月27日
Published Date 2025/12/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu295121165
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円形脱毛症は成長期毛包の毛球部を標的とした自己免疫疾患の一種と考えられており,日常診療において比較的遭遇頻度が高い疾患である.軽症例では自然軽快することもあるが,全頭性に脱毛するような重症例では治療に難渋することも多く,エビデンスレベルの高い治療法も限られていた.近年,IFN-γとIL-15によるJAK-STAT経路を介したシグナル伝達が,円形脱毛症の病態に関与していることが明らかとなり,新たな治療薬としてJAK1/2阻害薬であるバリシチニブとJAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬であるリトレシチニブが,わが国で承認された.本稿では,経口JAK阻害薬による治療の実際について,注意すべき副作用や治療スケジュールの観点を含め概説する.

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