Japanese
English
特集 脱毛症――研究と診療の進歩
植毛手術を継ぐもの
Inherit the hair transplantation
栁澤 正之
1
Masayuki YANAGISAWA
1
1東京メモリアルクリニック
キーワード:
植毛手術
,
FUE(follicular unit excision)
,
FUSS(follicular unit strip surgery)
,
男性型脱毛症(AGA)
,
毛包再生医療
Keyword:
植毛手術
,
FUE(follicular unit excision)
,
FUSS(follicular unit strip surgery)
,
男性型脱毛症(AGA)
,
毛包再生医療
pp.1173-1177
発行日 2025年12月27日
Published Date 2025/12/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu295121173
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植毛手術は男性型脱毛症(AGA)だけでなく,さまざまな脱毛症に対して行われる.しかし,単に脱毛症だからといって安易に行うものではなく,まずは脱毛症の鑑別診断と治療を行ったうえで,不可逆的な脱毛症に対して二次的に行われるべき治療法である.手術手順としては①デザイン,②毛包採取,③株分け,④移植の4つの工程からなり,株分け工程だけはスタッフの助力が必要なものの,それ以外の工程については十分な知識と技術を有する医師が行うべき移植手術である.現在の技術では毛包の移動(移植)でしかなく,毛包の損傷や生着不良のため,植毛手術により毛包全体の数としては減少を余儀なくされる.また,先天性無毛症や汎発型円形脱毛症のように,ドナーとなる毛包がない場合,植毛手術は不可能である.現在研究が進んでいる毛包再生医療技術が実現した暁には,上皮性・間葉性幹細胞から作り出した再生毛包器官をドナーとして植毛手術を行う革新的な脱毛症治療が期待される.

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