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特集 肺炎診療マネジメント――ガイドライン改訂のポイントと今後の課題
予防のポイントと課題
Key points and issues for the prevention of pneumonia
丸山 貴也
1
Takaya MARUYAMA
1
1三重県立一志病院
キーワード:
肺炎球菌ワクチン
,
インフルエンザワクチン
,
RSウイルスワクチン
,
口腔ケア
Keyword:
肺炎球菌ワクチン
,
インフルエンザワクチン
,
RSウイルスワクチン
,
口腔ケア
pp.214-219
発行日 2025年10月18日
Published Date 2025/10/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu295030214
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肺炎の発生率,死亡率は高齢になるにつれて高くなる.高齢者が肺炎を発症しやすい原因としては,加齢,基礎疾患に伴う免疫力の低下,嚥下機能の低下,咳嗽反射の低下,気道線毛輸送系の機能低下などがあげられる.肺炎予防にはこれらを考慮した対策が必要であり,日本呼吸器学会は “ワクチン接種と口腔ケア” を肺炎予防の両輪として推奨している.特に高齢者には4つのワクチン(インフルエンザワクチン,肺炎球菌ワクチン,RSウイルスワクチン,COVID-19ワクチン*)を推奨している.本稿では,それぞれのワクチンと口腔ケアのエビデンスを紹介し,重要性について解説する.

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