症候から学ぶ感染症診療と抗菌薬治療
高齢者の発熱を診る10のポイント
高山 義浩
1
1沖縄県立中部病院 感染症内科
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
インフルエンザワクチン
,
感染
,
抗細菌剤
,
鑑別診断
,
肺炎球菌感染症
,
発熱
,
病歴聴取
,
不明熱
,
薬物相互作用
,
予防接種
,
保健医療サービスに対する患者の態度
,
肺炎球菌ワクチン
,
医薬品適正使用
,
服薬指導
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Interactions
,
Fever
,
Fever of Unknown Origin
,
Infection
,
Influenza, Human
,
Influenza Vaccines
,
Medical History Taking
,
Patient Acceptance of Health Care
,
Pneumococcal Infections
,
Vaccination
,
Pneumococcal Vaccines
pp.607-610
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012337969
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●(1)発熱がないことをもって感染症を否定しない。●(2)"いつもとの違い"から病歴聴取を始める。●(3)診察の工夫で乏しい所見をenhanceする。●(4)診断のために必要な検査は怠らない。●(5)はっきりしないときは早めに不明熱の鑑別で進める。●(6)高齢者であることのみで耐性菌をカバーする理由としない。●(7)抗菌薬を開始する前に定期内服薬との相互作用をチェックする。●(8)使うと決めたら抗菌薬はしっかり投与する。●(9)面談では「わかりました」を鵜呑みにしない。●(10)ワクチンで予防できる感染症は予防する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012