Japanese
English
TOPICS 神経精神医学
オンライン診療で求められる医療者の態度
-――表情解析アプリケーション活用の実際
Desired Attitudes of Healthcare Providers in Online Consultations
――Practical Use of Facial Expression Analysis Applications
市倉 加奈子
1
Kanako ICHIKURA
1
1北里大学医療衛生学部
pp.1078-1079
発行日 2025年9月13日
Published Date 2025/9/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294111078
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近年,医師不足や地方過疎化に伴って遠隔医療が推進されるなか,COVID-19感染拡大が追い風となり,オンライン診療が急速に普及している.この動きは,医療アクセスの向上という点で大きな意義を持つ一方,対面診療に比べて伝わる情報に限界があり,非言語的なコミュニケーションが制限されるという課題も浮かび上がった.特に,精神疾患をもつ患者との信頼関係構築においては,個々の心理的特性や症状により,対面と異なる困難さが伴うことが報告されており,オンラインでは関係性が構築しづらい場合もある1).しかし,実際に非言語的情報がオンライン環境でどのように受け止められるか,また望ましい態度とは何かについては,十分に検討されてこなかった.
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