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第1土曜特集 分子基盤に基づくメカノバイオロジーの臨床応用最前線
次世代メカノセラピーの開発
持続性適応機能を有するサイボーグ義手の開発
Development of cyborg prosthetic hand with sustainable adaptive function
横井 浩史
1,2
,
矢吹 佳子
1
Hiroshi YOKOI
1,2
,
Yoshiko YABUKI
1
1電気通信大学
2株式会社Mu-BORG
キーワード:
装飾義手
,
能動用義手
,
筋電義手
,
サイボーグプラットフォーム
Keyword:
装飾義手
,
能動用義手
,
筋電義手
,
サイボーグプラットフォーム
pp.990-1000
発行日 2025年9月6日
Published Date 2025/9/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294100990
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本研究は,上肢形成不全児を対象に,乳幼児の義手使用者の精神的なハードルを解消するアプローチにより,形成不全の状況に応じて装飾義手,能動用義手,筋電義手などの開発を軸に義手のラインナップの整備を行い,サイボーグ義手のプラットフォームを整えることを目的としている.多様な手指の形成不全に対応するために,モジュール化設計の概念の応用として,利用する部品を変更することでサイズや配置を組み合わせ的にオーダーメイド化できるような開発型のプラットフォームが設計された.開発された装飾義手 “持ってみて”,小児用筋電義手 “Boost”,手掌内に残存関節がある児のための2自由度能動指義手は,令和6年度より補装具等完成用部品に指定されている,本稿では,乳幼児のための電動肩義手,1本の残存指で対向指義指を屈伸させ把持を行う “こっちきて”,切断指を義指で延長し残存関節で義指を屈伸させる “伸ばして” などの開発状況を紹介する.

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