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特集 巨大災害に備えるための災害医療――発災前の備え，発災直後の体制，発災後中長期的健康課題の解決
災害医療における科学的エビデンス構築に向けた世界の取り組みと日本の貢献
Global efforts to build scientific evidence in disaster medicine and Japan’s contribution
茅野 龍馬
1
Ryoma KAYANO
1
1世界保健機関（WHO）健康開発総合研究センター
キーワード：
災害医療
,
科学的エビデンス
,
災害・健康危機管理
Keyword:
災害医療
,
科学的エビデンス
,
災害・健康危機管理
pp.171-175
発行日 2025年1月11日
Published Date 2025/1/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292020171
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災害医療は科学的エビデンスを構築しにくい領域であるといわれてきたが，気候変動や社会構造の変化とともに災害やその被害が拡大傾向にあるなかで，世界各国における災害医療対応の改善・発展が急務となっている．本稿では，よりよい政策や事業を可能にする科学的エビデンスの構築に向けた，WHOをはじめとした世界の取り組みと，日本に期待される貢献について概説する．
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