Japanese
English
TOPICS 免疫学
肉芽腫深部における好中球主導型マクロファージM2化機構
Neutrophils dictates the macrophage M2 polarization in the deep granulomas
水谷 龍明
1,2
,
杉田 昌彦
2
Tatsuaki MIZUTANI
1,2
,
Masahiko SUGITA
2
1北海道大学大学院医学研究院・細胞生理学教室
2京都大学医生物学研究所・細胞制御分野
pp.907-908
発行日 2024年6月22日
Published Date 2024/6/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu289120907
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結核感染により生じる肉芽腫は,活性化したマクロファージ(類上皮細胞)が同心円状に幾層にもわたり集積し,結核菌および感染細胞を閉じ込めることで効果的免疫応答を達成する生体反応である1).しかしながら結核菌は,肉芽腫内層において長期間生存しうることがわかっている.したがって,菌の生存を許してしまう,いわゆる免疫抑制的環境が肉芽腫に存在すると想定される.
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