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特集 消化器外科領域におけるロボット手術の最前線
ロボット支援手術の術者教育
Surgeon education for robotic-assisted surgery
布施 匡啓
1
,
花岡 まりえ
1
,
絹笠 祐介
1
Masahiro FUSE
1
,
Marie HANAOKA
1
,
Yusuke KINUGASA
1
1東京医科歯科大学消化管外科学分野
キーワード:
ロボット支援手術
,
術者教育
,
日本内視鏡外科学会
Keyword:
ロボット支援手術
,
術者教育
,
日本内視鏡外科学会
pp.501-506
発行日 2024年2月10日
Published Date 2024/2/10
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28806501
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2022年4月,わが国でほぼすべての消化器外科領域のロボット手術が保険収載された.それに伴うロボット支援手術の症例数の増加に対応するべく,指導医育成や術者教育の環境整備も急務となっている.日本内視鏡外科学会が「ロボット支援内視鏡手術導入に関する指針(全領域共通)」1)を,加えて消化器外科領域に関して「消化器外科領域ロボット支援内視鏡手術導入に関する指針」2)を作成し,安全な導入を目指した普及が進められている.しかし,実際の術者教育は各施設に委ねられているのが現状である.当分野では独自のロボット支援手術の術者要件を設け,安全性を担保したうえで,より早い年次から積極的にロボット支援手術の執刀を経験する方針としている.本稿では,当分野のロボット支援手術の術者要件や術者教育の取り組みについて報告する.
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