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第5土曜特集 内視鏡医学のすべて――各領域における診断・治療の進歩
循環器
生体内肉眼病理としての血管内視鏡
Usefulness of coronary angioscopy on understanding pathogenesis in patients with coronary artery disease
臺 和興
1
,
塩出 宣雄
1
Kazuoki DAI
1
,
Nobuo SHIODE
1
1地方独立行政法人広島市立病院機構広島市立広島市民病院循環器内科
キーワード:
急性心筋梗塞
,
ステント血栓症
,
血栓
,
プラーク破綻
Keyword:
急性心筋梗塞
,
ステント血栓症
,
血栓
,
プラーク破綻
pp.1251-1257
発行日 2023年9月30日
Published Date 2023/9/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu286141251
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血管内視鏡は,血管内超音波検査(IVUS)や光干渉断層法(OCT/OFDI)などのほかの冠動脈イメージングモダリティと異なり,血管内を直視下に観察できるため,色調のある奥行きを持った3D画像が得られ,ダイナミックな動きを観察することができる.冠動脈プラークや血栓の診断に優れ,生体内肉眼病理といわれている.冠動脈疾患の進展機序を考えるうえで重要な情報をもたらし,これまで冠動脈疾患の病態解明に重要な役割を果たしてきた.本稿では,急性心筋梗塞やステント血栓症の血管内視鏡像を提示し,生体内肉眼病理としての血管内視鏡の役割を考える.
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