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第5土曜特集 内視鏡医学のすべて――各領域における診断・治療の進歩
呼吸器
超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)
-――肺門・縦隔病変に対するアプローチ
Endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration(EBUS-TBNA)
――Approach to hilar and mediastinal lesions
立原 素子
1
Motoko TACHIHARA
1
1神戸大学大学院医学系研究科内科学講座呼吸器内科学分野
キーワード:
超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)
,
肺門・縦隔病変
,
リンパ節ステージング
,
遺伝子変異解析
,
programmed cell death 1-ligand 1(PD-L1)検査
Keyword:
超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)
,
肺門・縦隔病変
,
リンパ節ステージング
,
遺伝子変異解析
,
programmed cell death 1-ligand 1(PD-L1)検査
pp.1210-1215
発行日 2023年9月30日
Published Date 2023/9/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu286141210
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肺門・縦隔病変には,悪性腫瘍によるリンパ節転移や炎症性病変などがある.これらの病変に対して,低侵襲かつ診断精度の高い方法のゴールドスタンダードとして位置づけられているのが,超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)である.EBUS-TBNAは,気道に接する病変に対し,超音波画像を観察しながらリアルタイムに穿刺生検する方法である.特に肺癌診療においては,組織診断,リンパ節ステージング,治療に直結する遺伝子変異検査,programmed cell death 1-ligand 1(PD-L1)検査などのバイオマーカー検査が必須であり,EBUS-TBNAは重要な役割を果たす.本稿では,EBUS-TBNAの方法,適応,新技術について概説する.
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