Japanese
English
TOPICS 糖尿病・内分泌代謝学
骨格筋損傷からの回復過程においてM2マクロファージの除去は回復を促進する
Depletion of CD206+ M2-like macrophages induces fibro/adipogenic progenitors activation and muscle regeneration
戸邉 一之
1
,
アラー ナワズ
1
,
藤坂 志帆
1
,
角 朝信
1
Kazuyuki TOBE
1
,
Allah NAWAZ
1
,
Shiho FUJISAKA
1
,
Tomonobu KADO
1
1富山大学学術研究部医学系第一内科
pp.911-913
発行日 2023年9月9日
Published Date 2023/9/9
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28611911
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超高齢社会を迎えた現代において,サルコペニア(加齢による骨格筋量の減少や筋力低下)からフレイルへの移行を予防することにより,日常生活の活動度を保ち,健康寿命を長くすることは喫緊の課題である.骨格筋はたえず微細な損傷と再生を繰り返している.加齢とともに骨格筋の再生能力は低下する.骨格筋損傷からの再生の過程は骨格筋の幹細胞のみならず,マクロファージ(Mφ)などの免疫細胞,間葉系幹細胞由来の線維芽前駆脂肪細胞(fibro-adipogenic progenitor:FAP)など多種類の細胞が関与する過程であり,これらの細胞が協調的に働くことで健康な骨格筋に戻ることができる.
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