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連載 救急で出会ったこんな症例――マイナーエマージェンシー対応のススメ・Vol.3
手指切創や裂創に神経損傷・腱損傷が隠れていませんか?
-――神経損傷・腱損傷を見逃すな
Diagnosis of nerve and tendon injuries in cut or lacerated hand wounds
――Don’t miss nerve and tendon injuries
安藤 治朗
1
,
松村 福広
1,2
Jiro ANDO
1
,
Tomohiro MATSUMURA
1,2
1自治医科大学整形外科学
2自治医科大学救急医学
キーワード:
手指外傷
,
神経損傷
,
腱損傷
Keyword:
手指外傷
,
神経損傷
,
腱損傷
pp.964-970
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28412964
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◎上肢,特に手指の切創や裂創は救急外来で遭遇する頻度の高い外傷のひとつである.病院の体制によっては,外傷に慣れた外科医以外の医師も時間外に診察する必要がある.単なる切創や裂創といった創傷であっても,その創傷の深さや部位によって血管損傷,神経損傷,筋腱損傷,骨折を合併している可能性があるため,診療において常に注意が必要である.
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