Japanese
English
特集 けが,うちみ,ねんざのfirst aid
手指腱損傷
Tendon Injury of the Hand
坪田 邦男
1
Kunio Tsubota
1
1東京都立広尾病院整形外科
pp.1066-1067
発行日 1992年12月15日
Published Date 1992/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900669
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
・受傷原因は鋭利な刃物によるものが多い.なかには,電気鋸のように軟部組織や骨にも損傷を与えることがあるので,注意深く診察する.
・鋭利な創では洗浄,ブラッシング後一次縫合が可能であるが,汚染されていたり,軟部組織の挫滅が著しい創では,debridementを十分行い,2次的に腱修復を行ったほうがよい.
・術者自身の技量,外傷の程度,手術器具の有無などを考慮して,少しでも自信がなければ創清掃,皮膚縫合のみを行い,機能再建は専門医に依頼することが重要である.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.