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特集 神経眼科の最前線
斜視の外科的治療の進歩
Progress of strabismus treatment
根岸 貴志
1
Takashi NEGISHI
1
1順天堂大学医学部眼科学教室
キーワード:
固定内斜視
,
西田法
,
調節糸法
,
ボツリヌス療法
Keyword:
固定内斜視
,
西田法
,
調節糸法
,
ボツリヌス療法
pp.805-809
発行日 2023年3月11日
Published Date 2023/3/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28410805
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斜視治療に関連する新しい治療法や薬剤について記述する.従来難治とされていた固定内斜視に対する上外直筋結合術,外転神経麻痺に対する切腱・分割を伴わない筋移動術,この2つの術式は,それぞれ発表した日本人の名前で全世界的に知られる術式となっている.従来から行われていた手技・薬剤にも保険適用が広がったものがこの数年存在する.2022年から保険収載された調節糸法,2020年に処置料が収載されたボツリヌス毒素の外眼筋注射,2021年より適用拡大された手術に伴う術後悪心・嘔吐に対する5-HT3受容体拮抗薬についても解説する.
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