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特集 診療における薬理遺伝学検査の社会実装に向けて
院内における薬理遺伝学検査の体制構築に向けた取り組み
Establish a system for pharmacogenetic testing in the hospital
寺田 智祐
1
,
森田 真也
2
Tomohiro TERADA
1
,
Shin-ya MORITA
2
1京都大学医学部附属病院薬剤部
2滋賀医科大学医学部附属病院薬剤部
キーワード:
薬理遺伝学検査
,
電子カルテ
,
リアルワールドデータ
,
検体検査の品質・精度の確保
Keyword:
薬理遺伝学検査
,
電子カルテ
,
リアルワールドデータ
,
検体検査の品質・精度の確保
pp.718-721
発行日 2022年11月12日
Published Date 2022/11/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28307718
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薬理遺伝学研究の進展とともに,薬物代謝酵素や薬物トランスポーターの遺伝子多型と治療効果・副作用の関連を示す数多くのエビデンスが集積してきた.これらのエビデンスの臨床実装を実現するため,滋賀医科大学医学部附属病院では,薬剤部が中心となって主に保険適用されていない薬理遺伝学検査を実施している.データも蓄積し,リアルワールドにおける薬理遺伝学検査の治療効果に及ぼすアウトカムも明らかになりつつある.一方で,保険適用に向けた出口戦略や,検体検査の品質・精度の確保に関わる「医療法等の一部を改正する法律」への対応など,課題も明確になってきた.
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