特集 患者安全と医療の質改善は“医療の根幹” JCI受審の決断から組織が変化するまでのプロセス―NTT東日本関東病院のチャレンジ
薬剤部が受審に向けて構築した体制の実際
折井 孝男
1
,
岡澤 美貴子
1
1NTT東日本関東病院 薬剤部
pp.1059-1063
発行日 2011年11月10日
Published Date 2011/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102251
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薬剤部門の審査では,薬剤師が院内における医薬品のすべての事項に深く関わり,医薬品の適正な使用,管理を監視し,問題が発生した場合に迅速かつ適正に対処できる方針,手順を保有することが求められる。これらの方針や手順は文書化され医薬品に関わるすべての職員に周知されることが必須である。薬剤部における審査基準の該当項目は国際患者安全目標(以下,IPSG),医薬品の管理と使用(以下,MMU)などが中心となる。
本稿では薬剤部門に関わる項目について,受審にあたり作成した文書,構築した体制などについて述べる。
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