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第1土曜特集 間質性肺疾患の研究と診療UPDATE
診療
『特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き2022』(改訂第4版)のポイント
Diagnosis and treatment guidance for idiopathic interstitial pneumonias 2022(Revised 4th edition)
坂東 政司
1
Masashi BANDO
1
1自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門
キーワード:
特発性間質性肺炎(IIPs)
,
特発性肺線維症(IPF)
,
診断と治療の手引き
,
進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)
Keyword:
特発性間質性肺炎(IIPs)
,
特発性肺線維症(IPF)
,
診断と治療の手引き
,
進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)
pp.61-66
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.32118/ayu2830161
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『特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き』は,わが国の指定難病のひとつである特発性間質性肺炎(IIPs)に関する正しい理解を深め,実臨床における診断・治療の指針を示す解説書として,日本呼吸器学会がびまん性肺疾患診断・治療ガイドライン作成委員会を発足させ,2004年に初版を刊行した.その後,2011年に改訂第2版,2016年に改訂第3版が出版され,国際ガイドラインの内容との整合性をはかるため,今回,改訂第4版として2022年2月に発刊された.主要なポイントは,特発性肺線維症(IPF)診断のフローチャートが改訂され,診断の考え方として診断確信度による診断分類や作業診断についても詳しく解説されている.また,進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)および緩和ケアの項目が新設され,特殊検査として経気管支クライオ肺生検(TBLC),呼吸管理として急性期の呼吸管理(非侵襲的陽圧換気療法,高流量鼻カニュラ酸素療法)に関する解説も新たに加わっている.
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