Japanese
English
増大特集 難病研究の進歩
Ⅴ.呼吸器
特発性間質性肺炎
Idiopathic interstitial pneumonia
興梠 陽平
1
,
半田 知宏
2
,
平井 豊博
1
Korogi Yohei
1
,
Handa Tomohiro
2
,
Hirai Toyohiro
1
1京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学
2京都大学大学院医学研究科呼吸不全先進医療講座
キーワード:
ゲノム
,
テロメア
,
Hermansky-Pudlak症候群
,
iPS細胞
Keyword:
ゲノム
,
テロメア
,
Hermansky-Pudlak症候群
,
iPS細胞
pp.450-451
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201233
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特発性間質性肺炎とは原因を特定し得ない間質性肺炎の総称であり,肺の病理組織学的所見に基づいて分類されている。そのなかで最も頻度が高く,予後不良な疾患である特発性肺線維症においては,近年遺伝的背景を含めた病態の解明が進んでいる。抗線維化薬は特発性肺線維症の進行を緩徐にする効果があるが,その効果は限定的である。遺伝性の間質性肺炎においてはiPS細胞を用いた病態解析が行われており,今後,特発性間質性肺炎の病態解明,創薬への寄与が期待される。
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