特集 わかる! びまん性肺疾患
治療介入の必要な急性・亜急性経過の間質性肺炎
福田 大記
1
,
三角 茂樹
1
,
保坂 悠介
2
,
森川 和彦
1
,
渡邊 貴史
1
,
宗像 浩司
1
,
𠮷松 凛
1
,
酒井 文和
3
1東京慈恵会医科大学放射線医学講座
2東京慈恵会医科大学内科学講座(呼吸器内科)
3元 埼玉医科大学国際医療センター画像診断科
キーワード:
特発性肺線維症(IPF)
,
急性増悪
,
急性間質性肺炎(AIP)
,
筋炎特異抗体
Keyword:
特発性肺線維症(IPF)
,
急性増悪
,
急性間質性肺炎(AIP)
,
筋炎特異抗体
pp.879-892
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004744
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● 間質性肺炎急性増悪では,びまん性肺胞傷害(DAD)の滲出期に相当する時期のうちに治療することが重要.
● 急性増悪か急性・亜急性発症の間質性肺炎であるかの鑑別に,背景病変として存在する慢性線維化性間質性病変の有無の確認が重要.
● 胸膜と平行に分布を呈する斑状のすりガラス影や広範なすりガラス影は,抗MDA5抗体陽性の急速進行性間質性肺炎である可能性があり,担当医への還元が重要.
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